タンククリーニング事業

創業当初から、大手石油会社、大手電力会社、国家石油備蓄基地などの国内タンク開放検査等に伴う洗浄工事に日々従事しています。
海外展開としても2002年に、インドネシア国営石油プルタミナ社、フランストタール社、アメリカユノカル社の洗浄工事に着手。2005年には、台湾国営中国石油・台湾プラスティック関連会社フォルモサ社の洗浄工事に参画しています。

共油洗浄工法(COW工法)

この工法は一般的に原油及び重油タンクで採用されている工法です。
フローティングタンクを洗浄する場合、溶解油移送ポンプで残油移送を開始後、ルーフが着底しタンク内部に空間が出来次第、窒素を封入し、タンク内の酸素濃度を5%以下に保持・管理しながら、残油移送を行います。
残油移送終了後、原油供給タンクより洗浄用ポンプを経てルーフに設置した洗浄マシンへ共油を供給し、タンク内に残ったスラッジに直接噴射して溶解します。
溶解油は溶解油移送ポンプにて、原油供給タンクへ移送します。
2つのタンクを使用して、クローズドサイクルにて原油洗浄を行います。

※残油移送及び気中洗浄中は、窒素封入、酸素濃度及びタンク内圧管理が必要です。

COW工法と人海工法との比較

この工法は、タンク内の残油を移送後、タンク内に残っているスラッジ等を人海でタンク外へ搬出する工法です。タンク内に可燃性ガス、VOC等が多く発生し、且つ作業性も悪い為、 長期化し100日程度の日数を要します。
以下に、弊社の気中洗浄工法+温水洗浄工法と人海工法との比較例を記しています。

《設定条件》 タンク容量:100,000KL/直径:80m、高さ:24m/油種:原油/スラッジ量:5,000㎥ 

人海工法 気中洗浄工法
+温水洗浄工法
※事前洗浄工程:無 原油洗浄工程:7日間
温水洗浄工程:4日間
人海工法によるタンク内作業:100日間以上 タンク内作業内部作業(人海):14日間

オイルスラッジトリートメントリカバリーシステム

この工法は、スラッジの減容化と油の再資源化を促進します。
気中洗浄、油中洗浄、温水洗浄終了後、タンクの構造上タンク内にスラッジ等が残留する場合があります。そのスラッジを回収し、オイルスラッジトリートメントリカバリーシステムにより、遠心分離等の処理を経て、油分、水分、最終スラッジに三相分離して、再資源化します。

COW工法 洗浄フロー図(残油移送・N2ガス封入・共油洗浄・温水洗浄)

オイルスラッジトリートメントリカバリーシステムを採用したスラッジの処理前後比較写真

CONTACTお問い合わせ

  • ご相談
  • 問合せ
  • お見積

事業内容に関する詳細情報やご質問については、お気軽にお問い合わせください。
私たちの専門チームが迅速かつ丁寧に対応し、信頼性の高いソリューションをご提供いたします。
皆様のビジネスの成功に貢献できることを心より願っております。

Translate »